導入事例

信じるけど、
信じすぎてはいけないデータ活用
データ通りにいくと確信に変わる。

都市対抗野球、日本選手権でも優勝実績があり、プロ野球選手も多数輩出している社会人野球の強豪、チームAにライブリッツ株式会社が提供する、キューステ(ゴールドプラン)の活用事例や効果について、自身も社会人野球で活躍したチームOBのコーチにお話を伺いました。

チームDATA

選手は30名弱でコーチは3名。その他マネージャーとトレーナーが在籍。
アナリスト専任はおらず、コーチ、マネージャーを中心に選手も一緒にデータ分析を進めている。

感覚だけから、データを活用した分析へ

これまでにデータ分析ツールなどは活用されていましたか?

データ分析ツールは入れていませんでした。
前任の監督もデータを重視していたものの、データの見える(数値)化まではチームで行っておらず、自分の目で見た感覚を頼りにしていた部分が多かったです。

しかし、現監督になり「数字で分析できるものはどんどん活用していこう」という考えになり、本格的にデータ活用を開始することになりました。
それまでもデータ班はなく、選手やコーチが試合を観戦し、手書きでノートに記載するか、マネージャーが入手した映像を見て、分析していました。

プロ野球チームで実績を上げたキューステを導入

「キューステ」を導入したきっかけを教えてください。

データ分析を強化していく中で、分析ツールで個々の選手データや、対戦相手のデータをより詳細に把握し、試合を優位に進めるための『準備』を入念にしたいという考えから、分析ツールの導入を進めていました。そんな中で、プロ野球の多くの球団に導入され、チーム強化の実績があるキューステを知り、我々の課題解決やニーズにマッチしていることから導入を決めました。

キューステの活用方法を教えてください。

打者も投手も1球ごと、1打席ごとの映像と結果データのスコア分析をしています。
打者であれば、コースごとの課題分析。投手であれば、球種やコースごとで細かくデータ分析を行なっています。
特に強化している相手打者の傾向については、分析した内容を選手にシンプルに伝えています。多くのデータを与えすぎると選手も混乱してしまい、逆に迷いが生じることになるので、映像とデータが一致している確証が持てるデータに関してのみ伝えるようにしています。

試合中に関しては、タブレットの持ち込みが禁止のため、紙にまとめたデータを持っていき、当日の選手の結果内容によって配球や戦略を変えたりしています。
これは現監督が仰っている「データはあるけど、データが全てではない」という根底の考えがあるからです。
実際対戦してみて、データ内容と肌で感じるものが一致しない時は臨機応変に対応する必要があるからです。

キューステ導入後、防御率が大幅に改善

「キューステ」導入後の変化について教えてください。

データがあることで、配球や打球傾向など戦略を立てるときに頭の中がシンプルになり、チームとしての意思決定がしやすくなりました。
また投手、守備面の方が効果を感じており、最近の主要大会では防御率も改善し、1~2失点でという試合が多くなり、試合を優位に進めることができています。
打者においてはOPSなど得点との相関が高いデータを用い、打順や選手起用にデータを活用しているので、感覚×根拠となるデータをもとにした意思決定ができています。

チーム・選手強化ついて取り組んでいることを教えてください。

プロ野球ほど頻繁に選手補強ができないため、今いる選手の能力が上がることが重要なので、育成に最も力を入れています。
そういう点では、キューステでのスコアやデータ分析は、弱点や課題克服のためのコーチングツールとして、役立っています。導入前よりもお互い納得感のあるコミュニケーションが取れるようになり、一方通行の指導が減ってきていると思います。

また、選手も自分の動画とスコアが紐づいたデータをすぐ見られるので、セルフコーチングツールとして活用しています。自分の情報を数値データで見ることで、感覚に頼っていた部分や潜在意識だったことを顕在化させることにより、成長加速させているように思います。

データの具体的な活用法が勝負を分ける

データ分析が当たり前になってきた野球界、データを出すことは容易になりましたが、データをどう活用するかが勝敗を分けるポイントになってきます。
根底としてある『データは信じるけど、信じすぎるな』という考えのもと、チームのためにデータを活かしたチーム強化、選手強化に努めていきたいと思います。

ありがとうございました!

『キューステ』に関心いただけましたら、下記より問い合わせください。

■会社概要
会社名:ライブリッツ株式会社
事業内容:スポーツおよび地域創生におけるデジタルイノベーションの実現
会社HP:https://www.laiblitz.co.jp/about/
問い合わせ先:https://www.laiblitz.co.jp/contact-us/
キューステ:https://ama.sports-station.jp/

お問い合わせ CONTACT